このページの所要時間: 約 0分51秒
日本の防衛省・自衛隊は、「日本・マレーシア防衛相会談」を行うために、マレーシアのモハマド・ビン・サブ国防大臣が防衛省に訪問する事を発表した。
マレーシアでは、マハティール・ビン・モハマド新政権が発足した事に伴い、前政権のナジブ・ラザク前首相が推し進めていた他国との経済・防衛協力政策すべての見直しを進めている。特に経済協力に関しては、即断即決を進めており、先月末には中国政府が主導していた巨大都市開発計画である「フォレストシティー」においては外国人には住むためのビザは発給しないと宣言しており、シンガポールとマレーシアを繋ぐ高速鉄道計画に関しては一次中断を行う事を決定していた。
防衛協力も全面的な見直しを進めており、従来の中国への傾倒から全方位協力に舵をきっている。南シナ海問題に関しては特定の国を支持する事を表明していないが、マレーシアも南シナ海には自国の権利もあると述べつつも、アメリカや日本との防衛協力を進める方針を打ち出している。