日通はマレーシアと日本間のハラール一貫輸送体制を構築

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画像提供:日本通運
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大手物流業者である日本通運株式会社は、マレーシアの現地法人であるマレーシア日本通運株式会社(マレーシア日通)が、マレーシア政府の認証機関であるマレーシアイスラム開発局(JAKIM)から倉庫に関するハラール認証を取得した事を発表した。

マレーシア国内では、2013年7月に世界で初めてハラールの物流に関する認証基準であるMS2400-1(運送)とMS2400-2(倉庫)が制定されていた。この認証を行う機関は政府機関であるJAKIMが担当している。

マレーシア日通では、日系物流企業としては初めてとなるMS2400-1(運送)を2014年12月に取得していた。この認証取得に伴い、マレーシア国内のハラール運送の受託を実施していた。世界最大のハラール機内食メーカーである「ブラヒム社」とは、業務提携契約を2015年6月に締結し、マレーシア国内・国際運送に積極的に取り組んできた。なお、日本国内におけるハラール認証に関しては、JAKIMの相互認証機関である日本ハラール協会から倉庫と運送の認証を取得していた。

今回のマレーシア国内の倉庫のハラール認証を取得したことにより、マレーシアと日本の発着地を日本通運グループが全てサポートするハラール一貫輸送体制を実現する事となった。日本通運は、今後も成長するイスラム市場へ進出する顧客のサプライチェーンをグローバルに支援していく方針である事を表明している。

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