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ラオスの疫病研究などの危険な研究を行う研究所においては、他国と比べて高価な安全管理システムを導入出来ないなどの理由により、研究者の安全確保などが出来ていないなどの問題が一部で発生していた。そのためアメリカ政府は、ラオスの研究所などに対して研究者の安全を確保するための、病原体資産管理システムの提供およびトレーニングを実施したことを発表した。
このアメリカ政府の発表によると、病原体資産管理システムを提供したのは、ラオス国立動物衛生研究所や畜産・水産・農林などの研究を行う研究機関である。また、これらの新しいシステムを正確かつ有効に使用できるように、アメリカから派遣された医療専門家やソフトウェア専門家などが、ラオスの研究者などにトレーニングを実施した。このシステム提供およびトレーニングにより、ラオスの研究所で働く研究者たちは、安全に病原菌などを取り扱う事が可能となった。
アメリカ政府は、生物学的に危険な病原菌から人々を守ることなどを目的とした「共同生物エンゲージメント・プログラム(Cooperative Biological Engagement Program (CBEP))」を実施しており、今回のラオスへの支援はこの活動の一環として実施された。