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日本の国土交通省は、物流人材の育成を通じたASEAN地域の経済成長を支援する活動の一環として、ラオス国立大学の学生とラオス公共事業運輸省等に対して、物流に関する集中講義の実施した事を発表した。
日本政府は、アセアンとの間における交通分野の新たな協力関係を構築する事等を目的として「日アセアン交通連携」の協力枠組みを2003年から設けている。この枠組みのもとで、交通分野における支援を継続的に実施しているが、今回は新たにラオスに向けた支援が実施される事となった。
今回の講義は、ラオス国立大学と公共事業運輸省の訓練センターで実施された。参加したのは、ラオス国立大学工学部にて物流を専攻する4年生の55人、公共事業運輸省・業界団体・民間物流事業者の実務者の25人となる。実施した講義は、「物流概論(日本の3PL、通販物流、コールドチェーン物流等)」「物流オペレーション(人員・顧客管理、5S、業務改善等に関する物流実務)」となる。また、講義内容に基づくディスカッション、プレゼンテーションも実施した。講師は、佐川グローバルロジスティクス株式会社より派遣された3名が務めた。
国土交通省は、今後もアセアン地域における物流人材の支援を官民連携で実施していく方針である。