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東南アジアのフィリピン・インドネシア・ベトナムとオーストラリアへの訪問を行っている安倍総理は、訪問先のインドネシアにおいてジョコ・ウィドド大統領とボゴール宮殿において日本・インドネシア首脳会談を実施した。
今回の首脳会談では、「海洋における協力方法」「南シナ海問題などの地域の安全保障」「共同インフラ開発」などに関する話し合いが行われた。
海洋における協力方法に関しては、日本政府からは離島での水産分野等での協力を進める方針である事が述べられた。インドネシア政府からは、海洋産業発展のためにも人材育成やインフラ整備を中心にして進め、離島開発でも産業振興を行う方針である事が述べられた。
南シナ海問題などの地域の安全保障に関しては、法の支配の元で平和的な解決されるべしとの認識を両国は共有した。平和で安全なアジアを維持するために、日本政府とインドネシア政府はASEANの枠組みを活用しつつ協力していく事にも合意した。インドネシアの海上保安機関の強化するために、日本政府は幅広い面からの支援を行っていく事を約束した。
共同インフラ開発に関しては、日本政府からはジャカルタ都市高速鉄道(MRT)への技術支援を引き続き行う準備がある事が伝えられ、インドネシア政府からはこの申し出を歓迎する旨が述べられた。ジャカルタ・スラバヤ間の鉄道高速化事業についても、日本政府からの支援を期待している旨が述べられた。