中国政府が受注したインドネシアの高速鉄道プロジェクトでは、現地から鉄道の安全性に不安の声が挙がっていたが、建設する鉄道・車両は世界的にみても高い技術を使用することにより安全性を確保できるため全く問題がない、との見解を建設を担当する開発ディレクターが地元メディアの取材に答える形で明らかにした。
建設される高速鉄道は中国政府の技術により建設されるため、現地の人々およびに現地メディアの多数から安全性に対する不安の声が挙がっていた。また、中国政府が提示した建設費が想定よりも安価であったために、本当にこの建設費のみで工事を完了することが出来るのかと不安の声も挙がっていた。特に、中国政府は事前調査を十分に行っていない可能性が高いため、建設開始後に当初想定していなかった橋などの建設が発生し、更には建設に必要となる用地取得が追加で発生し、建設費が高騰する恐れが指摘されている。
これらの不安の声に対して、インドネシア高速鉄道の建設を担当するインドネシア政府および中国政府の国営企業連合などからによる合弁会社の開発ディレクターが、現地メディアの取材に答える形で見解を明らかにした。
この回答によると、中国政府が使用している建設技術は、ヨーロッパをはじめとする世界各地で使用されている高水準な技術を利用している。これらの安全性が確保された技術を中国政府は利用するため、今回のインドネシアの高速鉄道プロジェクトにおいても、安全性には全く問題がないと考えている。また、建設費を抑制するためにも、中国国内で一部を建設してからインドネシア国内に運ぶことなども検討しており、安全性の確保と建設費の抑制の両面を確実に行えるため、これらの懸念は懸念で終わるだろう。
先日のニュース(中国受注のインドネシア高速鉄道の起工式を実施へ、安全よりも着工を重視)でも報じているが、インドネシアのジョコ大統領も安全性を確保することよりも、建設を急ぐ方針である。インドネシアの現地メディアの一部ではこれらの方針を批判しているが、現時点では建設を急ぐ方針を変更していないため、今後の成り行きに注目が集まっている。
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