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日本政府の政策金融機関である株式会社国際協力銀行(JBIC)は、株式会社京写のインドネシア共和国における事業展開を支援するため、京都銀行との間で保証契約を締結したことを発表した。
株式会社京写は、1959年に設立され、主にプリント配線板の製造・販売を手掛けており、東南アジア諸国などでの事業拡大を企図し、1994年にインドネシアに現地法人「PT. Kyosha Indonesia(KIC)」を設立していた。この現地法人は、日系の自動車関連や事務機、家電メーカーなどへの供給拠点として重要な役割を担うことが期待されていた。
そのため、JBICは、こうした京写の海外事業展開を支援することで、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するとともに、インドネシアでの本邦企業によるサプライチェーン強靱化を図るという観点からも、支援を実施することを決定した。
今回、JBICが実施する施策は、KICがインドネシアの西ジャワ州において実施する、プリント配線板の製造・販売事業に必要な資金を、京都銀行からのクロスボーダーローンにより借り入れることを保証により支援するものとなる。そのため、JBICは、KICに対する融資を行う京都銀行との間で、同融資を対象とする2件の保証契約(保証対象元本合計:1,500千米ドル)を締結した。