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株式会社みずほフィナンシャルグループは株式会社みずほ銀行を通じて、インドネシアを中心に「Kredivo」ブランドにてデジタル金融サービスを提供する「Kredivo Holdings Ltd」に1億2,500万ドル(約170億円)を出資することを発表した。
みずほグループの見解によると、インドネシアはASEANで最大の人口・経済規模を誇り、今後も高い経済成長が見込まれる一方、低位に留まるクレジットカード普及率や人口の5割程度の銀行口座保有率など、金融包摂における多くの課題が残されており、そのような環境下で、スマートフォンなどのデジタル化の急速な浸透やEコマースでの購買の広がりなどにより、デジタルを通じた金融ニーズが急増しているとしている。
みずほグループでは、アジアにおいて「デジタル」を軸とした金融サービス提供による金融包摂への貢献と、事業ポートフォリオの拡充を目指し、ベトナムのMサービスとフィリピンのTonikデジタルバンクに続く、同地域のデジタル金融事業者への戦略的な出資を検討してきた。その結果、みずほグループはインドネシアを中心にデジタル金融サービスを提供する「Kredivo Holdings Ltd」に出資することを決定した。
みずほは、国内事業を通じ培った経験やノウハウの提供などにより、Kredivoの金融サービス事業の更なる強化・成長に貢献するとともに、みずほグループとしてASEANにおける成長戦略の一層の強化を図り、アジアにおける金融包摂とリテール金融業界のさらなる発展に貢献していく方針である。