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日本の経済産業省は、インドネシアの工業省と協力して、「第二回日インドネシア自動車対話」を12月13日にインドネシアのデンパサールで開催したことを発表した。
日本政府は、アジア各国で電動化を始めとする自動車新領域への関心が高まっていることなどを背景として、インドネシアやインド・タイ・マレーシアと自動車政府間対話を実施していた。今回は、インドネシアとの間で再び自動車対話が開催されることとなった。
開催された第二回日インドネシア自動車対話では、日本側代表として上田経済産業省大臣官房審議官、インドネシア側代表としてハルジャント工業省機械・金属・輸送機器・電気産業総局長が出席した。
日本政府からは、「Well to Wheel(井戸から車輪まで)」の考え方の重要性について改めて説明を行うとともに、新燃費基準・電動車普及施策・水素戦略などの政策動向・車載電池リユースの取組について説明した。また日本民間関係者などから、車載電池産業の国際動向や個社の電池リユースの取組、バイオ燃料普及にあたって排ガス規制との関係で必要となる品質規格及び基準を満たした燃料の流通の必要性について説明を行った。インドネシア政府からは、EV普及を目指した大統領令や税制改正について紹介が行われた。インドネシア民間関係者からは、バイオ燃料活用に向けたインドネシア側の準備状況について説明が行われた。
また両国は、電池産業育成やバイオ燃料の品質規格などに関しても意見交換を行い、電動車分野で協力を推進する方向性を確認した。