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独立行政法人のJICA(国際協力機構)は、北岡理事長がインドネシアに10月10日から14日にかけて訪問し、IMF・世銀総会に参加するとともに、インドネシア政府関係者との間の会談等を実施した事を発表した。
北岡理事長は10月11日に、ジャカルタのインドネシア大学で、「60 years of trust: Indonesia, Japan and JICA」というテーマで日本とインドネシアの国交樹立60周年記念講演を実施した。この講演では、日本の明治維新の意義やインドネシアと日本との間の歴史と信頼関係、JICA事業の特色と今後の方向性について講演した。また、インドネシア初の地下鉄区間を含むMRT建設事業の現場を訪問した。
10月12日には、バリ島で開始されたIMF・世銀総会に参加した。また、インドネシア政府が主催し、JICA・UNDP・ADBが共催したSDGsをテーマにしたイベント「Localizing the Implementation of the Sustainable Development Goals」にも参加し、JICAのSDGs達成に向けた取り組みに関して発表した。また、JICAが自然災害への対応・違法漁業対策・都市化への対応として地下鉄整備等に取り組んできたことも紹介した。
10月14日には、インドネシアのバンバン国家開発計画大臣と会談した。大臣からは、中部スラウェシ地震後の現状調査及び復旧・復興計画の策定への協力を要請された。北岡理事長は、日本の防災・復興経験を活かした積極的かつ迅速な支援を行う旨を表明した。