日本はカンボジアの交通渋滞解消のための支援を実施

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独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、カンボジア政府との間で無償資金協力「プノンペン公共バス交通改善計画」の贈与契約を締結した事を発表した。

カンボジアのプノンペンでは、経済成長・人口増加・都市化などが進んでいるために交通渋滞が深刻化している。プノンペン都では、2014年にバス公社を設立して公共路線バスを運営しているが、予算の制約が生じているために十分な数の車両を調達出来ておらず、交通渋滞を緩和させる事が出来ていなかった。プノンペンにおける登録車両台数も増加しており、今後も交通渋滞が更なる悪化を辿るとみられている事から、交通渋滞を解消する事は喫緊の課題となっていた。そのため日本政府は、このプノンペンの交通渋滞を解消するための支援を実施する事を決定した。

今回の支援は、13億9600万円を限度とする無償資金協力として実施する。プノンペン都バス公社に公共路線バス供与し、公共路線バスの輸送力を強化させる。バス供与に加えて、運賃制度の見直しや車両点検整備能力の改善などの側面からの支援を実施し、カンボジアにおけるバス事業環境整備を包括的に支援していく。

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