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独立行政法人国際協力機構(JICA)は、カンボジアで2013年3月末から実施していたカンボジア工科大学への支援が完了したことを発表した。
カンボジア政府は、経済成長のために積極的に海外からの投資を受け入れている。しかしながら、カンボジア国内では高等教育および専門教育を受けている人材が不足しているため、進出する企業からは高度な知識・能力を所持する工学系人材を望む声が強くなっているが、カンボジアでは十分な教育インフラが整備されていないこともあり、この声に応えきれていない状況であった。
そのため日本政府は、カンボジアにおける工学系人材の育成を支援することなどを目的として「カンボジア工科大学施設機材整備計画(the Project for Improvement of Facility and Laboratory Equipment in the Institute of Technology of Cambodia)」として、2013年03月28日から支援を実施していた。この支援では、カンボジア国内で随一の工学系高等教育機関であるカンボジア工科大学に対して、老朽化が目立ちはじめていた実験・実習機材の整備および、不足していた実験室の整備の支援を実施した。