北九州市は、カンボジアとの水道技術交流が20周年を迎えたことを受けて、「日本・カンボジア水道フォーラム」を11月28日にリーガロイヤルホテル小倉4階ロイヤルホールで開催することを発表した。
北九州市は、厚生労働省と独立行政法人の国際協力機構(JICA)から要請を受けて、1999年にカンボジアの首都プノンペンに職員を派遣したのをきっかけとして、カンボジアと水道技術交流を進めている。今回は、この水道技術交流が20周年を迎えたことを祝福して、カンボジアの水道に関する政府要人を招聘し、記念のフォーラムが開催されることとなった。
「日本・カンボジア水道フォーラム」は、北九州市が主催し、外務省、JICA、JETRO北九州、北九州商工会議所、北九州市海外水ビジネス推進協議会が後援する。このフォーラムの主なプログラムは、「北九州市長と北九州市議会議長からの開会挨拶」「ウン・ラチャナ 駐日カンボジア大使からの来賓挨拶」「チャン・プラシッド カンボジア工業手工芸省上級大臣からの記念講演」「日本、カンボジア、北九州市の各実務者によるパネルディスカッション」「『カンボジア水道の持続的発展をはかる為の活動に関する覚書』に関する評価会」「カンボジア工業手工芸省から北九州市、北九州市議会等に感謝状の贈呈」となる。
なお、この記念フォーラムに参加するために来日しているカンボジアのチャン・プラシッド工業手工芸省上級大臣は、日本の経済産業省の梶山経済産業大臣との会談を25日に実施している。この会談では、梶山大臣からは、チャン・プラシッド上級大臣による日カンボジア経済関係の強化への貢献に謝意を述べ、両国間での水分野の協力深化に期待する旨を伝えた。チャン・プラシッド上級大臣からは、長年にわたる日本による水道分野への技術協力などに謝意が述べられるとともに、日本からカンボジアへの投資拡大に向け経済産業省からの協力継続への強い期待が示された。