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法務省の入国管理局は、2016年末における不法残留外国人数が35,270人であった事を発表した。2015年末の時点における人数からは2,452人が増加している。
不法残留外国人が多い国は、1位が韓国の13,265人、2位が中国の8,846人、3位がタイの6,507人、4位がベトナムの5,137人、5位がフィリピンの5,082人となった。ベトナムからの不法残留外国人が34.9%増加する一方で、フィリピンからは3%減少していた。不法残留者数の多い在留資格は、1位が短期滞在の44,167人、2位が技能実習の6,518人、3位が留学の3,807人、4位が日本人の配偶者等の3,287人、5位が特定活動の1,910人となった。前年の調査数と比べて、短期滞在・技能実習・留学・特定活動は増加した一方で日本人の配偶者等は減少した。
正式な許可を得て日本に滞在している在留外国人数は、1位が中国の695,522人、2位が韓国の453,096人、3位がフィリピンの243,662人、4位がベトナムの199,990人、5位がブラジルの180,923人となった。ベトナムからの在留外国人数は36.1%増加していた。