中国は日本のアフリカ開発会議開催を強く批判

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画像提供:中国外務省
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中国外務省は、日本政府がケニアで開催した第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)において、日本政府はアフリカ諸国と中国政府の友好関係を崩そうとしていると、強く批判する旨の見解を明らかにした。

中国外務省で実施された29日の記者会見の際に、記者から「一部の報道によると、日本政府がアフリカ諸国と共同で発表したナイロビ宣言は東シナ海と南シナ海で進出を続ける中国をけん制する意図で発表されたと言われておりますが、中国政府の見解を聞かせて下さい。」との質問を受けた外務省の報道官は「アフリカ開発会議とは、アフリカにおける開発に焦点を合わせた交流の場であります。しかしながら、日本政府は利己的な利益を得るためだけに、中国政府とアフリカ諸国との間にくさびをいれようとしています。この第6回アフリカ開発会議の前に開催された会議では、日本政府はアフリカ諸国に対して海上安全保障や国連安保理改革などを主要テーマとして議論したいという提案を行い、この提案にアフリカ諸国は強い不満を抱いていました。そのため日本政府は、この提案を取り下げましたが、この様な事はアフリカ諸国に対してとても失礼な事をしている事になります。」との見解を述べた。

中国政府は、中国・アフリカ協力フォーラムを定期的に開催しており、アフリカ諸国における支援を積極的に行い、基本インフラ整備の大多数を受注している。そのため中国政府とアフリカ諸国の国交は強く、南シナ海問題においてはアフリカ諸国の大多数が中国政府の立場を支持する声明を発表するという異常事態が発生している。

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