タイとベトナムは中国との南シナ海の領有権問題で懸念を共有

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画像提供:ベトナム政府
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ベトナムのグエン・タン・ズン首相は、バンコクのプラユット首相から公式訪問の要請を受けたためタイに訪問しており、この訪問期間中の23日にバンコクで首脳会談を実施したことをベトナム政府は発表した。この会談の際に、タイとベトナムは南シナ海の領有権問題で懸念を共有した。

今回の会談では、タイとベトナムの二国間関係を強化する方法について話し合われた。話し合われた分野は幅広く、政治・安全保障、投資、貿易、文化、社会、教育協力などであった。安全保障に関しては、ベトナムとフィリピンが南シナ海の領有権問題で争っていることを念頭に、領有権問題は平和的に国際連合にて定められた「海洋法に関する国際連合条約(UNCLOS)」に基づき解決するべきであるという認識で同意した。また、今年末に設立されるアセアン経済共同体の設立を念頭に、ASEAN地域の結束を図る事も同意した。

グエン首相はタイの滞在期間中に、タイの王女マハー・チャクリー・シリントーンや政治・経済分野の要人とも会談をしており、ベトナムとタイの関係強化に努めていた。

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