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小泉農林水産大臣は、米国からの米輸入は絶対に行わないと明言せず、備蓄米を無制限放出した後に不作などにより国民が飢える危険性などには明確な根拠は述べずに対応できるとし、中国の日本産水産物輸入停止は自身が先頭で対応するとは述べていなかったことが明らかになった。
小泉農林水産大臣は、5月21日に実施された就任記者会見の際に、記者から「米とかを輸入をすべきというようなところについては、どういうふうに考えていらっしゃいますか」との旨の質問が行われた。小泉大臣は「今、輸出について触れるのは、私としては、まずは目の前で、これから新たに始めていく随意契約の中で、明確に価格を下げていきたいと。一方で、この価格を下げるということにおいて、あらゆる選択肢を持ちながら必ず実現をする」との旨を答えている。
記者から「備蓄米無制限放出の考えということで、備蓄米は、もう今、現物保管で限りがあるのは事実です。備蓄米の本来の目的である不作や災害の場合の対応はどのようにお考えでしょうか」との旨の質問が行われた。小泉大臣は「そういったことも詳細な制度設計の中で、役所の中で詰めていきたいと思います。不安なく対応していただけるように、制度設計をやっていきます」との旨を答えている。
記者から「中国による日本産水産物の輸入停止について伺います。大臣就任後、どういうふうにこれ取り組んでいきたいのか」との旨の質問が行われた。小泉大臣は、「事務方からも説明を受けながら、大臣としても必要な後押しをしていきたいと。1日も早く、非科学的な判断が正常化することを願っています」との旨を答えている。