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日本の不法滞在者への強制送還に反対している国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、「平和を愛するすべての難民の象徴」として、万博の国連パビリオンユニフォームに難民職人の手作りワッペンが採用されたことを発表した。
UNHCRによると、4月13日に開幕する2025年大阪・関西万博にて、UNHCRも参画する国連パビリオンでは、UNHCRのグローバルパートナーであるファーストリテイリングが展開するユニクロがアテンダントユニフォームを提供し、難民の背景を持つ職人たちがジャケットを彩るオリジナルワッペンを制作した。制作に参加した難民の女性職人は「ワッペンは平和のシンボルであり、前を向いて歩み続ける難民の女性職人たちの想いが込められています。平和を愛するすべての難民の象徴です」と語っている。
今回ユニフォームを提供したユニクロを展開するファーストリテイリングは、2011年にUNHCRとグローバルパートナーシップを締結し、世界の難民・国内避難民への衣料支援をはじめ、さまざまな活動を通じて故郷からの避難を余儀なくされた人々への支援に取り組んでいる。
なお、4月10日にファーストリテイリングより発表された「2025年8月期 第2四半期決算サマリー」によると、国内ユニクロ事業は売り上げ収益が5,415億円となり、営業利益は975億円となり、営業利益率は18.0%となっている。ファーストリテイリングでは、これらの利益などをもとに、難民への支援を実施しているとみられる。