石破総理は、国内だけではなく中国・インドネシア・ミャンマー・フィリピンなどへの海外支援も実施している緑の羽根における募金活動に、協力したことが明らかになった。
緑の羽根とは、公益社団法人の国土緑化推進機構が管理する取り組みであり、植樹や間伐など国内の森林整備、震災で被災した者への支援、子どもたちへの森林環境教育などの国内活動だけではなく、海外の緑化支援などを行うためにも、募金を呼びかけている活動である。
今回は、緑の羽根着用キャンペーンの一環として訪れたミス日本みどりの大使などが、石破総理への表敬訪問を実施した。林野庁の長官は、「毎年、4月15日から5月14日までの一か月を緑の月間として、緑の募金運動を重点的に展開することとしております。頂いた募金は、森林整備や緑化の推進などに活用させていただいております。本日は、本運動の展開にあたりまして、石破総理にも緑の羽をご着用いただきたく、関係者一同でお願いに参りました」との旨を石破総理に説明した。
なお、令和6年度(令和6年7月~令和7年6月)の緑の募金中央事業(公募事業)の実施状況は、合計152件の総額1.7億円となる。一般公募事業・森林整備が34件の総額2920万円、一般公募事業・緑化推進が30件の総額2780万円、一般公募事業・国際協力が28件の総額5500万円などとなっている。交付額が最も多いのは一般公募事業・国際協力となり、事業名はインドネシアの「インドネシア・プダワ村水源地保護事業」、フィリピンの「里山の森と共存するファーム・フォーレスト」、モンゴルの「モンゴル南部のゴビ砂漠緑化と環境保全事業(3年目)」、ミャンマーの「調理用薪削減と薪炭林造成事業(ミャンマー)」、中国の「モウス沙地における持続的砂漠緑化事」、中国の「中国内蒙古・ホルチン砂漠の砂漠化防止活動」などとなっている。
また、昨年の岸田総理(当時)にも、ミス日本みどりの大使などによる表敬が行われていた。その際に岸田総理は「これからも、こうした大切な活動を続けていかなければなりません。この緑の羽をつけさせていただいて、国民一人一人が緑について、こうした活動の大切さについて、思いを巡らせていただけたらと思います」との旨を述べていた。