このページの所要時間: 約 1分24秒
生稲外務大臣政務官は、「2024年度国際交流基金地球市民賞授賞式」に出席し、在日コリアンとしての自尊心の涵養と多文化共生教育に寄与した団体らに、お祝いの言葉を述べた。
「国際交流基金地球市民賞」は、国際交流基金が、国際文化交流活動を通じて、日本と海外の市民同士の結びつきや連携を深め、互いの知恵やアイディア、情報を交換し、ともに考える団体を支援する賞として1985年に創設し、今年度で40回目を迎えた。
今回の受賞者は、「東九条マダン実行委員会」(京都府京都市)、「公益財団法人 佐賀県国際交流協会」(佐賀県佐賀市)、「特定非営利活動法人 MIYAZAKI C-DANCE CENTER」(宮崎県宮崎市)の3団体となる。「東九条マダン実行委員会」は、1993年に多くの在日コリアンや様々なルーツを持つ人々と日本人が共に暮らすまち京都市南区東九条で、地域のまつりとなることを目指して始められており、在日コリアンとしての自尊心の涵養と多文化共生教育に寄与してきたと自負している団体である。また、『マダン』とは朝鮮半島の言葉で『ひろば』を意味している。
外務省からは、生稲晃子外務大臣政務官が出席した。生稲政務官は、冒頭に挨拶を行い、受賞団体の3団体に対してお祝いの言葉を述べ、国や文化の違いを越えた人と人との交流を支えることで、真の意味での共生社会の実現が果たされてきた、そのかけがえのない努力と並々ならぬ熱意に対して敬意を表する旨を述べた。また、外務省としても、共生社会の実現に取り組む方々と手を携え、多様な文化の共生と国際文化交流の促進に、引き続き取り組んでいく旨が述べられた。