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任期満了に伴う群馬県知事選挙が7月6日告示され、現職の山本一太知事は、多文化共生を進めるとともに、県職員の採用で国籍要件を撤廃すべきとの見解を示している。
群馬県知事選には、自民党と公明党が推薦する山本一太氏、共産党が推薦する石田清人氏、清水澄氏の3者が立候補している。投開票は23日となる。
現職の山本候補は、前橋市内の事務所で開いた出陣式において「群馬県には、今、勢いがあり、躍進はここから始まる。力を合わせて、群馬県をもっとダイナミックでわくわくする大勢の人を引きつけるような地域にしていきたい。多文化共生を進めて多様な価値観を受け入れ、県民幸福度が高く、誰ひとり取り残さない優しい社会を作りたい」との旨の見解を示している。山本候補の略歴は、昭和33年に生まれ、昭和61年に国際協力事業団(JICA)勤務、平成3年に国連開発計画(UNDP)本部出向、平成7年に第17回参議院議員通常選挙当選、平成11年に外務政務次官、平成20年に外務副大臣、令和元年に群馬県知事選挙当選となっている。
山本候補は、上毛新聞からの「県職員の採用で国籍要件を撤廃すべきだ」との質問に対しては、「様々な背景を持つ県民が協力し、新たな価値と地域の活力を生み出す社会を創る。職員の国籍要件撤廃は8府県が20年前から実施しており、丁寧に説明し理解をえていきたい」との、賛成との旨の見解を示している。なお、この質問に対して石田氏は、撤廃に賛成している。清水氏は、どちらともいえないとしている。