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日本の国土交通省は、スマートシティに注力するASEAN各国・各都市と連携して、ASEANにおける都市課題の解決やスマートシティの実現を支援し、日本のスマートシティの事例を発信するガイドブック「ASEAN Smart City Planning Guidebook」を作成した。
このガイドブックは、ASEANにおけるスマートシティ具体化に向けた協力の一環として、ASEAN事務局と国土交通省が共同で作成したものとなる。日本国内においてスマートシティ政策に携わる関係者に参照されている、内閣府が作成した「スマートシティ・ガイドブック」をベースに日本のスマートシティに関するコンセプトやノウハウを紹介するとともに、日本やASEAN各国・各都市における取組事例を幅広く掲載し、ASEANの都市課題への解決策を提示している。
ガイドブックは、『スマートシティの基本的な考え方』『スマートシティ開発のための重点分野』『スマートシティ開発の進め方と検討の視点』などが盛り込まれている。
『スマートシティの基本的な考え方』では、日本におけるスマートシティ開発に関するコンセプトやASEANにおける重点取組分野を取り上げ、スマートシティ開発に取り組む意義を整理している。
『スマートシティ開発のための重点分野』では、ASEANの重点取組分野である「包括的で公平な成長」「住居・住まい」「市民の安全」「水、廃棄物、衛生環境」「モビリティ」「都市の強靱化」「教育」の7分野に即して日本及びASEAN各国・各都市の取組事例を数多く紹介している。
『スマートシティ開発の進め方と検討の視点』では、スマートシティ開発における検討のポイントを組織、資金(ビジネスモデル)、市民参画、都市OS、KPIの各観点から解説している。