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日本の経済産業省と文部科学省と厚生労働省は、企業が外国人留学生等の多様性に応じた採用選考や採用後の柔軟な人材育成や待遇等を実践できるよう「外国人留学生の採用や入社後の活躍に向けたハンドブック」を策定したことを発表した。
文部科学省と厚生労働省と経済産業省の3省の共同事務局では、大学・産業界・支援事業者などと連携し、「外国人留学生の就職や採用後の活躍に向けたプロジェクトチーム」を2019年8月に立ち上げていた。今回は、このチームでの検討を踏まえて、企業が外国人留学生などの多様性に応じた採用選考や、採用後の柔軟な人材育成・待遇等を実践する際に押さえておくべき12項目のチェックリストや企業事例を整理した「外国人留学生の採用や入社後の活躍に向けたハンドブック」が策定された。
「外国人留学生の採用や入社後の活躍に向けたハンドブック」では、『外国人留学生の採用・活躍に向けたチェックリスト』『外国人留学生の採用・活躍に向けたチェックリスト活用ガイド』『外国人留学生の採用・活躍に向けたベストプラクティス集』により構成されている。『外国人留学生の採用・活躍に向けたチェックリスト』では、「人物像の具体化」「社内共有」「採用方針・実績公表」「知る機会」「柔軟な採用選考」「入社前支援」「日本人社員教育」「配属先の納得感」「交流機会」「キャリア形成支援」「客観的な評価」「社内制度見直し」の項目が挙げられている。『外国人留学生の採用・活躍に向けたベストプラクティス集』では、荏原製作所、チームラボ、東京エンヂニアリング、小矢部精機、アイ・オー・データ機器、三洋電子、日高工業、三共精機、新晃工業、中央電機計器製作所、愛亀、タケウチ建設、冨士ファニチア、小倉鉄道、九州教具などからの事例が紹介されている。