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静岡県は、日本語習得などで困難を抱えている外国にルーツを持つ子どもを支援するため、「外国人の子ども支援員養成講座」を開催することを発表した。
静岡県の見解によると、静岡県内の公立学校に在籍する外国にルーツを持つ子どもの数は年々増加しており、そのうち半数以上が日本語指導が必要な状態であり、日本の学校生活への適応や日本語の習得などの様々な場面で困難を抱えているとしている。そのため静岡県では、このような困難を抱える子どもを学校内で支援することができる支援員の増加を目指して、初期日本語指導方法等を学ぶための全3回となる講座を県内3か所で開催することを決定した。
講座の内容は、第1回目は「初期適応指導、日本語基礎指導1~文字表記(ひらがな・カタカナ・漢字)~」、2回目は「日本語基礎指導2 ~動詞と初級の文型~」、第3回目は「日本語基礎指導3 ~形容詞と副教材の使い方(こそあど)~」、となる。講座修了者は、「外国人の子ども支援員」として県教育委員会に登録され、支援員を必要とする市町などに紹介される予定である。