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日本の政策金融機関である株式会社国際協力銀行(JBIC)は、ASEAN地域における金融協力の一環として、ASEAN域内の各国金融機関10行、中国国家開発銀行(CDB)、韓国産業銀行(KDB)との間で、ASEAN+3(日中韓)銀行間協力メカニズム創設に関する覚書を締結したことを発表した。
JBICの見解によると、ASEAN地域にはインフラセクターなどへの旺盛な資金ニーズが存在している。そのためJBICは、この旺盛な資金ニーズに対応し、域内の金融機関との協力関係を一層強化するための覚書を締結した。
締結した覚書は、金融機関が相互に協力することで、域内の発展に資するプロジェクトに対して、開放性・透明性・経済性・債務持続可能性・法令順守といったグローバルスタンダードに則った金融支援を促すものである。また、この様な金融支援はプロジェクト所在国への裨益やバンカブルな案件形成にも資するものであり、域内全体の発展に繋がることが期待されるとしている。