海上保安庁がインドネシア・ミャンマー・タイに海図作製の測量実習

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画像提供:海上保安庁(過去の実習の様子)
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日本の海上保安庁は、アジア3カ国(インドネシア・ミャンマー・タイ)への国際貢献として、JICA 研修員が大分県別府港で海図作製のための測量実習を9月25日から10月25日にかけて実施することを発表した。

予定している実習期間中の主なスケジュールは、9月25日に大分海上保安部表敬訪問、9月26日に別府市長表敬挨拶訪問、9月27日から10月9日に陸上での測量、10月11日から21日に海上での測量、となる。今年度の研修員は、インドネシア4名、ミャンマー1名、タイ1名、の合計3カ国6名となる。

『陸上での測量』では、海図に掲載する海岸線や、航海上の針路目標となる灯台などの位置を明らかにするため「原点測量」「多角測量」「岸線測量」を行う。「原点測量」では、基準となる点の緯度経度・標高の位置をGPSなどの全球測位衛星システムにより測定し基準点の位置を基に多角測量を行う。「多角測量」では、原点測量によって位置が明らかになった点を基準とし航海上の目標になりうる灯台などの位置を決定する。「岸線測量」では、海岸線やその付近の岩や人工物などの地物の位置を測定し、本実習ではGPSを用いた測位機器による測量も併せて行う。『海上での測量』では、海図に記載する水深を明らかにするため「測深」を行う。「測深」では、船を使用して海域の水深を明らかにしGPSを用いた船位測定と陸上から海上の船の位置を測定して測線への誘導を行い水深を測定する。

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