日本はバングラデシュの都市高速鉄道建設等を支援、首脳会談

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画像提供:首相官邸
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安倍晋三内閣総理大臣とバングラデシュのシェイク・ハシナ人民共和国首相は、日・バングラデシュ首脳会談を開催し、総額1,326億5,900万円を限度とする円借款4件に関する書簡の交換が行われた。

安倍総理とハシナ首相は、二国間関係・国連・地域情勢などに関しての協議を行った。また、日本はバングラデシュの、多目的商業港建設、都市高速鉄道建設、日本企業向け経済特区開発、ツーステップローンによる省エネルギー機材の導入促進、の支援を行うために合計4件の円借款が実施されることとなった。

多目的商業港建設に対する融資は、「マタバリ港開発計画(第一期)」として供与限度額が388億6,600万円の円借款として実施される。この支援は、経済発展に伴う旺盛な貨物需要に対応するため、バングラデシュ南東部チッタゴン管区マタバリ地区でコンテナと一般貨物等の多目的商業港を建設するための資金を融資するものである。

都市高速鉄道建設に対する融資は、「ダッカ都市交通整備計画(1号線)(第一期)」として供与限度額が525億7,000万円の円借款として実施される。この支援は、人口増と経済発展により交通需要が増大して慢性的な交通渋滞が生じているバングラデシュの首都ダッカで、ダッカ県中心部と衛星都市間を接続する都市高速鉄道(MRT1号線)を建設するための資金を融資するものである。

日本企業向け経済特区開発に対する融資は、「外国直接投資促進計画(第二期)」として供与限度額が211億4,700万円の円借款として実施される。この支援は、首都ダッカ近郊アライハザールにおける日本企業向け経済特区開発のためのインフラ整備や開発事業実施に必要な資金を融資するものである。

ツーステップローンによる省エネルギー機材の導入促進に対する融資は、「省エネルギー推進融資計画(フェーズ2)」として供与限度額が200億7,600万円の円借款により実施される。この支援は、経済成長や工業化の進展に伴いエネルギー需要が逼迫するバングラデシュで、省エネルギー機材の導入に必要な資金をツーステップローンにより融資するものである。

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