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厚生労働省は、第5回訪日外国人旅行者等に対する医療の提供に関する検討会を3月29日に開催することを発表した。
厚生労働省では、日本政府が観光先進国の実現を目指していることを背景として、訪日外国人旅行者が安心・安全に日本の医療サービスを受けられる体制を充実させていく取り組みを進めている。日本の医療機関が外国人患者を受け入れるに当たっては、言語の違いによる意思疎通の問題等が指摘されていたため、厚生労働省は医療通訳者や医療コーディネーターの配置や院内案内表示の多言語化等を通じて、外国人患者受入れ体制が整備を進めていた。この整備活動の一環として、「訪日外国人旅行者等に対する医療の提供に関する検討会」を開催しており、今回は第5回目となる検討会が開催されることとなった。
今回の検討会の議題は「訪日外国人旅行者等に対する取組のまとめ」「その他」として実施される。なお、前回の検討会では、議題1『自由診療における診療価格について』として訪日外国人に対する適切な診療価格について厚生労働省科学研究「訪日外国人に対する適切な診療価格に関する研究」、議題2『医療機関向けマニュアルについて』として医療機関向けマニュアルの初期案について厚生労働科学研究「外国人患者の受入環境整備に関する研究」、議題3『これまでの進捗』としてこれまでの主な議論の整理、が実施されていた。