海上保安庁はアジア・オセアニアの技術者に海図作成の測量実習

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画像提供:海上保安庁
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日本の海上保安庁は、アジア・オセアニア4か国から来日している水路測量技術者の研修生にたいして、大分県別府港で海図作成のための測量実習を9月26日から10月26日にかけて実施する事を発表した。

この測量実習は、アジア・オセアニア4か国から合計6人が海図作成のために来日している独立行政法人の国際協力機構(JICA)の研修員にたいして実施されるものである。海図を作成するためには、水深だけではなく海岸の形状や灯台の位置等陸海の様々な情報を多様な測量手法によって明らかにする必要があるため、研修員は実際の測量現場を経験し開講以来の約3か月間に講義を教わった理論と技術の生かし方をこの実習で体験する。

予定されている実習日程は、26日に大分海上保安部への訪問と別府市長への表敬訪問が行われる。29日から10月9日にかけて陸上での測量実習が行われ、12日から22日は海上での測量実習が行われる。なお、3日には立命館アジア太平洋大学への訪問も実施される。

陸上での測量は、海図に掲載する海岸線や航海上の針路目標となる灯台等の位置を明らかにするものであり、「原点測量」「多角測量」「岸線測量」の実習を行う。海上での測量は、海底の地形や海図に記載する水深を明らかにするものであり、「測深」「サイドスキャンソナー」の実習を行う。

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