国土交通省がアジア・太平洋の外国船舶の検査能力向上を支援

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画像提供:国土交通省(昨年の研修の様子)
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日本の国土交通省は、アジア・太平洋地域の外国船舶の検査能力向上を推進する活動の一環として、世界の23ヶ国・地域の検査官に対する研修に全面的に協力して、国際規則に関する講習や実際の船舶での船上実地訓練を実施する事を発表した。

1994 年に活動を開始したアジア・太平洋地域におけるPSC(ポート・ステート・コントロール)に関する協力体制である「東京MOU」では、現在では20の国と地域が加盟しており、ASEAN地域ではインドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ・ベトナムが加盟している。この「東京MOU」では、8月20日から9月14日までの4週間にわたって国際規則に関する講習や実際の船舶での船上実地訓練を実施する「第8回アジア・太平洋地域ポート・ステート・コントロール一般研修」を開催する。

この研修に日本の国土交通省は全面的に協力して、国際規則に関する講習や実際の船舶での船上実地訓練を実施する。研修前半の2週間は、横浜市で主催者である東京MOU事務局や国土交通省の地方運輸局等のPSC官や日本造船技術センターの専門家が講師となり、外航船舶が遵守すべき国際規則やPSCの実施に関する講習を実施する。また、舶用膨脹式救命いかだ等の認定整備事業者の協力を得て、同整備事業場の見学も実施する。研修後半の2週間は、全国10カ所の地方運輸局等において、経験豊富なPSC官の指導の下で、外国船舶のPSC実地訓練を実施する。

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