ASEAN等とサイバーセキュリティを協議

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画像提供:外務省(平成27年11月に開催されたCyber 3 Conference in Okinawaの様子)
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日本政府・マレーシア政府・シンガポール政府が共同議長を務めた「サイバーセキュリティに関するARF会期間会合のための第1回専門家会合」が18日東京で開催された。

アセアン(シンガポール・ブルネイ・タイ・インドネシア・マレーシア・ベトナム・ミャンマー・フィリピン・ラオス・カンボジア)の中心性を重視する一連のフォーラムの中で最も歴史が長いASEAN地域フォーラム(ARF)は、政治・安全保障問題に関する対話と協力を通じてアジアや太平洋地域の安全保障環境を向上させることを目的としたフォーラムである。このARFでは、分野別に会期間会合があり、「海上安全保障」「災害救援」「テロ対策・国境を越える犯罪対策」「不拡散・軍縮」に関して分野毎に具体的な協力を推進していた。

近年の世界ではサイバー攻撃が多発しサイバー攻撃対処への重要性が一層高まっていたために、日本政府はマレーシア政府やシンガポール政府とともにサイバーセキュリティに関する会期間会合の立上げを提案しており、2017年8月のARF閣僚会合において全会一致で承認されたために、第1回目となる専門家会合が開催される事となった。

今回開催された会合では、地域的・国際的なサイバーセキュリティ環境に対する見方や各国・地域の取組について意見交換を実施し、今後取り組むべき信頼醸成措置について議論した。これらの議論の結果を元として、今年4月に開催が予定されているARFの会期間会合に、サイバーセキュリティに関する幅広い問題に対処するための提言を提出する予定である。

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