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ミャンマーの最大商都ヤンゴンのセドナホテルで12月11日から12日に開催された「第3回アジア・太平洋水サミット」において、石井国土交通大臣は日本の水道技術を他国に紹介した。
今回のメインテーマは「持続可能な発展のための水の安全保障」として開催された。また、国際機関等が主催する10 のテーマ別セッションが開催された。石井国土交通大臣は3つのセッションに参加してスピーチなどを実施した。
『気候変動下の水と災害-山岳から島嶼まで』では、石井大臣が基調講演を行い、社会全体で常に水災害に備える日本の最新施策を紹介した。また、各国の取り組みを情報交換する「水防災リーダー国際対話」を国連で行うことを提案した。
『水循環の再生:雨水利用と持続可能な地下水管理』では、熊本市水保全課の課長が健全な水循環の取組事例を紹介した。パネルディスカッションには、水循環政策本部事務局の参事官が参加した。石井水循環担当大臣は最後にスピーチを実施し、アジア太平洋地域の水に関する問題の解決のために、健全な水循環の維持・回復が重要であることを述べた。
『衛生と汚水管理の改善』では、石井大臣が冒頭に挨拶し、下水道への投資増加などの必要性をアピールした。基調講演はマレーシアのエネルギー環境技術水省のオンギリ大臣が行った。日本の国土交通省の流域管理官からは、日本の下水道整備の経験が紹介された。また、ベトナム・フィリピン・インド等から事例発表が行われた。日本からは、汚水管理に関する各国の知見や経験を共有するための枠組み「アジア汚水管理パートナーシップ(仮称)」の立ち上げを提案し、参加国の賛同を得る事ができた。