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「第5回ASEAN海洋フォーラム拡大会合(EAMF)」がインドネシアの首都ジャカルタで開催され、日本政府からは外務省のアジア大洋州局参事官が参加した。
ASEAN海洋フォーラム拡大会合(EAMF)は、2011年に開催された東アジア首脳会議(EAS)で、海洋における協力のあり方を議論する場をEAS参加国間で設けることが重要であるとの旨の提案を野田佳彦内閣総理大臣(当時)が行った事をうけて、従来はアセアン諸国間でのみ開催されていたAMF(ASEAN海洋フォーラム)の機会に、アセアン以外のEAS参加国を交えて開催する事が決定されていたものである。
第5回となる拡大会合(EAMF)では、設立50周年を迎えたアセアンと対話パートナーとの海洋における安全保障・環境保護分野における海洋協力などのテーマで活発な議論が実施された。海洋安全保障を扱ったセッションにおいては、日本から参加した参事官から、インド太平洋地域の法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序を維持・強化し、全ての国に分け隔てなく安定と繁栄をもたらす国際公共財とすることの重要性が強調された。また、日本政府が実施している海賊対策分野を含む海上法執行能力構築支援などの取り組みのプレゼンテーションが行われた。