JICAはASEANの高度工学系人材育成を支援

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画像提供:JICA
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JICA(国際協力機構)は、ASEANの発展を支える高度な工学系人材の育成に貢献するため、ASEAN加盟10ヶ国の政府及び関係大学との間で、協力枠組み文書に署名した事を発表した。

アセアン地域では、2015年にASEAN経済共同体が発足し、世界の成長センターとみられているが、近年は成長はやや鈍化しており持続的な経済成長を続けるには産業の高付加価値化が課題となっていた。また、技術革新やイノベーションをになう高度な工学系の人材も必要不可欠となっていた。

日本政府ではASEAN地域への支援として、教員の修士・博士号取得を通じた教育能力強化や国際共同研究を通じた研究能力強化を行うアセアン工学系高等教育ネットワークプロジェクト(SEED-Net)を2001年から開始していた。このSEED-Netの支援は継続して実施されており、ASEANの発展を支援するためにも、新たに第4フェーズとなる事業が開始される事となった。

今回の支援は、「アセアン工学系高等教育ネットワークプロジェクトフェーズ4」として実施される。予定している期間は、2018年3月から2023年3月となる。実施する機関は、ASEAN10ヶ国の26メンバー大学となる。具体的に実施する事業内容は、ASEAN側大学の教育・研究能力強化(学位取得、共同研究等)、産学連携促進、学術ネットワークの強化などを行う事を予定している。

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