ASEAN等から研修で来日した水路測量技術者が大分県別府港で実習

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画像提供:海上保安庁(過去の実習の様子)
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日本の海上保安庁は、JICA(国際協力機構)が実施している研修員受け入れ事業で来日している5カ国10人が、研修の総仕上げとして大分県別府港で水路測量を9月26日から10月26日にかけて実習する事を発表した。

JICAと海上保安庁は、世界の航海安全に貢献する活動の一つとして、開発途上国を対象として水路測量に従事する技術者を対象とした研修を開催していた。この研修は定期的に開催されており、今年度は中央アメリカに位置するエルサルバドルから2人、東ヨーロッパのウクライナから2人、ASEAN地域からはインドネシアの4人、マレーシアの1人、フィリピンの1人が研修に参加していた。これらの研修員は6月から来日しており、今までに様々な知識を学んできたが、これらを生きた知識として自身のものとするために実習が実施される事となった。

現時点で予定している実習期間中の活動は、9月26日に大分海上保安部長に表敬訪問を行い、その後に実習を実施する。実習では、海図に掲載する海岸線や航海上の針路目標となる灯台等の位置を明らかにする陸上での測量『原点測量』『多角測量』『岸線測量』と、海図に記載する水深を明らかにする海上での測量の『測深』を実施する予定である。

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