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日本の海上保安庁は、アセアン・アジア・太平洋・欧米地域などの世界各国等の海上保安機関の長官級が参加する「世界海上保安機関長官級会合」を9月14日に東京で開催する事を発表した。
「世界海上保安機関長官級会合」は、日本の海上保安庁と日本財団が主催し、世界で初めて開催されるものとなる。この長官級会合では、世界各国の海上保安機関の長官級等が一堂に会して、各国と地域の枠組みを越えて世界の海上保安機関が協力・連携方策を議論・発信する場となる。
この会合に参加する国は、ASEAN地域からは、ベトナム・フィリピン・ブルネイ・シンガポール・マレーシア・インドネシア・カンボジア・タイ・ラオス・ミャンマーと全ての国が参加する。アジア地域からは、韓国・中国・香港・バングラデシュ・インド・スリランカ・パキスタン・モルディブ・アゼルバイジャンが参加する。その他は、太平洋・中東・欧州・アフリカ・北米・中南米地域等から多数の国が参加する。また、アジア海賊対策地域協力協定情報共有センター・国際海事機関・欧州海上安全庁などの国際機関も参加する。日本側からは、海上保安庁の長官と日本財団の会長が出席する。
会合では基調講演が実施され、国際的な見地から持続可能な海洋管理のために海上法令執行機関に求められる新たな役割などについて講演される予定である。その後は、「海上の安全・環境保全」「海上のセキュリティ」「人材育成」をテーマとした講演等が実施され、共同宣言の採択が実施される予定である。