海上保安庁がベトナムとフィリピンに巡視船派遣

スポンサーリンク




画像提供:海上保安庁(ダナン市人民委員会副人民委員長への表敬訪問の様子)
このページの所要時間: 125

日本の海上保安庁は、ベトナムとフィリピンに巡視船を5月24日から6月27日の日程で派遣した結果、両国との間における連携が強化された事を発表した。

日本政府では、フィリピン政府と今年の1月に「日比海上保安機関間の協力覚書」、ベトナム政府と平成27年に「日越海上保安機関間の協力覚書」にそれぞれ締結している。この両国は、法の支配を通じて自由で開かれた安全な海洋を実現させるための取り組みを進めているため、日本の海上保安庁は両国の海上保安機関に対して法執行能力向上支援を実施するための支援を実施する事を決定した。

海上保安庁は、第九管区海上保安本部新潟海上保安部所属の巡視船えちごをベトナムとフィリピンに派遣した。巡視船えちごは、5月24日に新潟を出港した後に、6月1日にフィリピンのダバオに入港した。3日には合同訓練を実施し、4日にはダバオから出港した。13日にはベトナムのダナンに入港し、14日はワークショップを行い、16日には合同訓練を実施した。19日にダナンを出港し、27日に新潟に帰港した事により、一か月にわたる派遣活動が完了した。

フィリピンで実施した協力活動は「4機関(海上保安庁・フィリピン沿岸警備隊・JICA・ReCAAP情報共有センター)による海賊対処等の合同訓練」「JICA専門家によるゴムボート訓練」「ダバオ市長とフィリピン沿岸警備隊長官代行への表敬訪問」などであった。

ベトナムで実施した協力活動は「海上保安庁とベトナム海上警察との合同訓練」「違法操業漁船取締に関するワークショップ」「ダナン市人民委員会副人民委員長とベトナム海上警察副司令官への表敬訪問」などであった。

スポンサーリンク


関連カテゴリ アセアン
関連タグ , ,

アセアン関連ニュース