海保は東南アジアの海賊対策で巡視船あきつしまをベトナム等派遣

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画像提供:海上保安庁
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海上保安庁は、東南アジア周辺海域における海賊対策のため、令和8年1月9日から約1か月間、巡視船「あきつしま」を東南アジア周辺海域に派遣して公海上でのしょう戒等を実施することを発表した。

海上保安庁によると、東南アジア周辺海域では、令和6年(令和7年1月から9月末時点で84件)だけでも70件の海賊等事案が発生しており、同事案への対処の取組を沿岸国とともに継続していく必要があるとして、各国海上保安機関との合同訓練を通じた連携・協力関係の強化を図っているとしている。

派遣する巡視船は、第三管区海上保安本部で横浜海上保安部所属の巡視船あきつしま(総トン数6,500トン、ヘリコプター搭載型)となる。巡視船は、『公海上でのしょう戒』『ベトナム海上警察(VCG)との連携訓練』『日本関係船舶等との官民連携海賊対処訓練』などを実施する。

『公海上でのしょう戒』では、東南アジア周辺海域の公海上における海賊行為の監視警戒を実施し、シーレーンの安全確保を図る。

『ベトナム海上警察(VCG)との連携訓練』では、巡視船あきつしまをダナン(ベトナム)へ派遣し、VCG巡視船と、海賊対処に係る連携訓練を実施する。

『日本関係船舶等との官民連携海賊対処訓練』では、日本関係船舶の海賊被害の防止及び迅速な対処体制の確立を目的として、洋上の民間船舶と海上保安庁の巡視船の間及び当該船舶の運航会社と海上保安庁の間等における海賊発生情報の伝達訓練等を実施する。

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