東京都は外国人向け日本の医療機関受診マニュアルを作成

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画像提供:東京都
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東京都は、東京に訪問した外国人が速やかに医療機関を受診し適切な治療を受診出来るようになる事を目的として、多言語対応の医療機関受診ガイドブックを作成した事を発表した。

東京都では増加する訪日外国人観光客の受け入れ体制を整備している。訪日した外国人の中には日本で病気に感染してしまう人もおり、症状の早期改善と感染拡大防止のためには、日本で早期に適切な治療を受ける必要が出てきていた。しかしながら、外国人が日本の医療機関で治療を受ける事は、言語の障壁や受診の仕方の違いなどから難しい状況であった。そのため東京都は、外国人が日本の医療機関を受診しやすくなるように、多言語対応のガイドブックを作成する事を決定していた。

このガイドブックは、外国人旅行者の目線で「すぐに使える」「すぐにわかる」「すぐに役立つ」事を目的として作成された小冊子であり、全44ページとなる。対応言語は、日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・スペイン語・タイ語となっており、合計で6言語に対応している。記載されている内容は、医療機関の探し方と受診方法を紹介しており、外国語対応可能な相談窓口等も記載している。また、症状等を指で示せるコミュニケーションツール「ポイントシート」も付いている。

この冊子は、4か所(東京都庁・バスタ新宿・京成上野・羽田空港)の東京観光情報センターにおいて無償で配布しており、今後は外国人が気軽に入手出来るように都内のホテル・旅館・簡易宿所等でも配布出来るようにしていく方針である。

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