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伊予銀行、日本の地方銀行としてはじめてDTCCのITPサービスを導入
伊予銀行が、株式および債券取引において、ノータッチのポストトレード業務を実現するためにDTCCのソリューションを導入
ニューヨーク & ロンドン & 香港 & シンガポール & シドニー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ)--世界中の金融機関に対し、ポストトレード業務のマーケットインフラを提供するDepository Trust & Clearing Corporation(DTCC)は本日、株式会社伊予銀行(伊予銀行)が日本の地方銀行としてはじめて、株式および債券の取引におけるノータッチ(Straight-through processing = STP)のポストトレード処理を実現するために同社のInstitutional Trade Processing(ITP)サービスを導入した、と発表しました。
伊予銀行は、地方銀行の中ではじめて、ポストトレード業務の効率化と迅速化を実現するために、CTM、ALERT、およびSettlement Instruction Managerにより構成されるITPサービスを導入しました。同行は、これらの自動化されたポストトレードサービスを導入することで、マニュアルの業務プロセスに要求される時間と労力を削減できるだけでなく、決済までの時間を短縮することで業務の質を高めることができます。
伊予銀行の常務執行役員 資金証券部長である藤田直明氏は、「弊行は、ポストトレード業務における自動化を進めるにあたり、DTCCとパートナシップを締結できたことを嬉しく思っています。CTM、ALERT、およびSettlment Instruction Managerの各サービスの導入により、ポストトレード業務における事務リスクを軽減し、従来の非効率的なオペレーション体制をデジタル化することで省力化を推進していきます。その結果、創出された時間を人財のスキルシフトに充て、有価証券運用の優位性を確保していきたいです。」と述べています。
CTMは、クロスボーダー取引および国内取引における一元的なマッチング機能を提供するDTCCのプラットフォームであり、証券取引、債券取引およびレポ取引の約定照合プロセスを自動化することができます。また、決済情報(SSI)に関する世界最大のグローバルデータベースであり、1,300万件以上の決済情報を保有するDTCCのALERTに加えて、CTMを導入することにより個別設定が可能なマッチングルールやSWIFTメッセージ送信機能を活用することができます。CTMおよびALERTの導入企業は、ベストプラクティスに基づき運用されている業界共通のプラットフォームにより、様々な取引資産や市場にわたり、ポストトレード業務のマッチングプロセス全体を管理することができ、同日中の平均マッチング率95%以上を実現してます。さらに、Settlement Instruction Managerと組み合わせた場合、カストディアンや取引関係者に対して自動的に決済指図を生成、送信できるため、最終的な決済実行までの取引ライフサイクル全体で効果的な管理や確認を可能にします。
マネージングディレクター兼ITP部門ヘッド、およびDTCC ITP LLC社長兼CEOを務めるマシュー・スタウファーは、以下のように述べています。「ポストトレード業務における効率性の向上およびリスク軽減のために、伊予銀行とパートナーシップを締結できたことを嬉しく思っています。DTCCは、弊社のグローバルな顧客コミュニティと、ポストトレードのライフサイクル全般を提供するオープンで統合されたエコシステムをシームレスに接続することにより、機関投資家の取引のノータッチ(STP)化を促進する比類ない立場にあります。」
現在、DTCCのITPソリューションは、ポストトレードの業務プロセスの自動化や取引ライフサイクルにおける効果的なコミュニケーションおよび業務時間短縮を実現するために、世界各国の52の市場に所在する6,000社以上の顧客に導入されています。
DTCCについて
DTCCは、グローバルな金融サービス業界を対象として45年にわたる豊富な経験を持ち、プレミアムなポストトレードの市場インフラを提供しています。弊社は世界中に21カ所の拠点を持ち、弊社子会社を通じて、金融取引処理の自動化、一元化、および標準化のためのインフラの提供を通し、数千社におよぶブローカー/ディーラー、カストディアン銀行、および資産運用会社等のお客様のリスク軽減、透明性向上、および効率性向上に貢献しています。弊社は、業界に対する責任とガバナンスに基づいて運営され、様々な資産クラスにわたり、精算、決済、資産運用、データ管理、データ報告、および情報サービスにおける業務プロセスを簡素化することで、金融市場の安全性および健全性向上に寄与しています。DTCCの各子会社が2021年度に処理した証券取引の市場価値は、およそ2,400兆ドルに達します。また、弊社のデポジトリ部門は、177の国および地域で発行される証券に対してカストディおよび資産運用サービスを提供しており、その時価総額は87.1兆ドルに上ります。DTCCのグローバル取引レポジトリサービスは、各国で登録され、営業許可を受け、または承認された取引レポジトリを通じて、年間160億件の取引メッセージを処理しています。詳細については、弊社ウェブサイト(www.dtcc.com)をご覧になるか、LinkedIn、Twitter、YouTube、Facebook、およびInstagramの弊社アカウントをご参照ください。
追加情報
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