テト期間中のホーチミン

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今年のテト(旧正月)休みも終わりホーチミン市内にはいつもの騒々しさが戻ってきたのではないでしょうか。毎年繰り返されるこのテト休みの様子を少しお伝えしたいと思います。

私は2年前のテトをホーチミンで過ごしました。街の様子は普段とは少し違って静寂さを感じる事ができました。祝日が少ないベトナムの人達にとってテト休みはまたとない休みの期間となります。田舎に帰ったり遠い国へ旅行したりと忙しく過ごす事になります。したがって街を走るオートバイの数も少なくなり、自ずと静かな雰囲気が醸し出されます。そんなホーチミンの街を歩いていると気がつく事がいくつかあります。

普段は大勢のお客様で混雑をしているレストランがシーンと静まり返っています。そうなんです。テト休み中はいくつかのレストランやお店は休業となってしまうのです。これは少し寂しい気持ちになります。いつもは多くの観光客で賑わうドンコイ通りも何となく閑散としています。高級ホテルのロビーやプールも客待ち顔で、静けさを楽しんでいるように思えてきます。900万人が住むこの大きな街はこの時期、鼓動をひそめています。

ベトナムには雨季と乾季という季節があります。雨季は毎日のようにスコールがあり、一部の地域はすぐに道路が水であふれます。毎年6月頃から11月頃までが雨季ですが、テトの時期はとても気持ちの良い日が続く事になります。テトを間近に控えた時期の高揚感とテト中の満足感、そしてテト後の緊張感がベトナム人に大きな幸せと希望を与えているように感じます。日本語を話す若者が多くとても親日の国、ベトナム。多くのオートバイでごった返す街、ホーチミン。

来年のテト休み、あなたはどこにいるのでしょうか。

【著者プロフィール】
三浦純一 66歳
フォーバル・ベトナムのシニアアドバイザーとして2年。主にホーチミンでの現地法人立上げ、工業団地進出支援。ベトナムでの進出支援はほとんど製造業で約7社。なかにはハンバーグステーキやITのオフショアセンターなどもあった。フォーバルの前は、日本無線、NTTでPHSなどの移動体通信機器およびシステム機器の販売をアジアを中心におこなっていたエンジニアでした。

サイエスト株式会社 海外進出支援サービス 「グローバル顧問」所属
http://www.globalkomon.com

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