日本製紙がベトナムで紙器加工・ヘルスケア事業を展開

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画像提供:日本製紙
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日本第2位の製紙業会社である日本製紙株式会社は、ベトナムにおいて紙器加工事業とヘルスケア事業を展開している事を発表した。日本製紙のベトナム展開は、2015年に現地に事務所を設立し、紙器加工事業とヘルスケア事業を中心とした事業展開を図っていた。

ベトナムでは堅実な経済成長が続いているために個人消費が伸びており、この個人消費の伸びに伴い外食産業の成長も続いていた。外食産業では衛生面での意識の高まりから紙コップなどを使用するケースが増えているため、紙器加工製品分野に関しても市場が拡大するとみられている。そのため日本製紙では、紙カップ事業でベトナムトップのシェアを持つ「Viet Hoa My Trading Production Company Ltd」との共同出資による「Nippon Paper Viet Hoa My Joint Stock Company(NPVHM)」を設立し、ホーチミン郊外で新工場の建設を進めていた。この工場が完成した事に伴い、今年の1月13日に本格稼働を開始した。

日本製紙では、ベトナムの紙おむつ市場への参入も実施している。アセアン地域においては人口増加が続いているが、今後は急激な高齢化が進むとみられていることから、大人用紙おむつ市場の拡大も予測されている。このASEAN地域における大人用紙おむつ市場を確実に獲得するため、昨年の3月にベトナムで大人用と子供用の紙おむつ製造販売を手掛ける「Ky Vy Corporation」を買収しており、ベトナムのヘルスケア分野への参入を果たしている。今後はこの会社を通じて、アジア地域への事業展開も実施する予定である。

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