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ベトナム政府は、ベトナム・中国・ロシアは複合一貫貨物輸送を推進しているため、この間における輸送ルートを検討するためのワークショップをロシアのモスクワで開催したことを発表した。
ベトナム政府では、ベトナム・中国・ロシアの複合一貫鉄道回廊は、特にベトナムが東南アジアの物流ハブとして台頭していることから、大きな期待を抱いており、この鉄道網はASEANからロシアへの物品の輸送を強化するだけでなく、ロシアから東南アジアへの必須貨物の移動も促進するとしている。このような可能性があるにも関わらず、海上輸送ルートとの競争とベトナムの現在の鉄道インフラの限界により、ベトナムからロシアへの貨物輸送量は比較的少ない状況が続いているとしている。
今回開催されたワークショップは、在ロシアベトナム大使館が対面形式とオンライン形式のハイブリッド形式で開催し、ベトナム・中国・ロシアの関連機関から200人の代表者が参加した。ロシア鉄道物流ベトナム支店の事業開発責任者は、鉄道輸送量を維持し増加させるための継続的な取り組みを強調した。ロシア鉄道物流としては、輸送時間と貨物の安全性の点で利点があることで知られる複合一貫貨物回廊に焦点を当て、中国やベトナムとの協力を通じて既存の障害を克服することに引き続き取り組んでいるとしている。ベトナムの大使は、輸送効率と貨物の安全性を高める可能性を考えると、複合輸送鉄道回廊への注目を高める重要性を強調した。