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在ベトナム日本大使館は、フエ中央病院医療機材引き渡し式に、所長が出席したことを発表した。
日本政府では、ベトナムに対して「中部地域医療サービス向上プロジェクト」として、2005年7月1日から2010年6月30日にかけて、フエ中央病院への支援を実施しており、『省病院の模範となる医療サービスがフエ中央病院で実践される』『研修運営体制がフエ中央病院で確立される』『フエ中央病院が各省病院の医療サービスの状況を把握する』などの成果があがっていた。
このフエ中央病院は、ベトナム中部の中核病院として重要な役割を果たしており、日本政府及びJICAとの間でも長年にわたり緊密な協力関係を維持している。また、昨年7月にダナン市を中心とした新型コロナ感染第2波が発生した際には、ダナン市を含む周辺各省市からの新型コロナ重症患者の受け入れを行った他、多くの患者を治療し、地域医療に貢献している。
今回は「中部地域医療サービス向上プロジェクト」のフォローアップ事業として、日本政府からフエ中央病院に対して、人工心肺装置(ECMO)、可動式X線装置、超音波診断装置が供与された。この支援により、ベトナム中部におけるコロナ対応を含む感染症対策強化を目指していく。