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日本の独立行政法人である国際協力機構(JICA)は、ベトナムの中小企業や裾野産業を育成し日系企業などとのリンケージを促進するため、ベトナム社会主義共和国政府との間で、技術協力プロジェクトに関する討議議事録に署名したことを発表した。
今回の支援は、「中小企業振興・産業基盤強化プロジェクト」として、2020年4月から2023年3月の36ヵ月間にわたって実施される予定である。この支援を実施する機関は、ベトナム計画投資省傘下の企業開発庁となる。対象となる地域は、ハノイ市・ホーチミン市及びその近郊となる。この支援では、対象地域において、中小企業支援策を官民挙げて実施することを通じて、中小企業支援機関の能力強化を行うともに現地企業と日系企業含む外資企業などとの契約などのリンケージの促進を行う。
具体的に実施する予定である事業内容は、『中小企業向けウェブサイト・ポータルの改善とリンケージ促進機能の拡充』『グローバルバリューチェーンへの参画可能性の高い企業を中心に、専門家による技術指導を提供』『官民の中小企業支援コンサルタントを養成、コンサルタント傭上補助金制度の改善』『現地企業と外資企業(日系企業含む)などとのリンケージ促進(イベントなどの開催)』となる。