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日本の陸上自衛隊は、ベトナムで実施していた国連PKO支援部隊早期展開プロジェクトが終了する事に伴い、ベトナムのハノイ近郊で12月14日に閉講式を実施した事を発表した。
陸上自衛隊では、11月5日から12月14日までの約6週の間、中部方面隊第6施設群の陸上自衛官19人から成る教官団を派遣して、アジアと同周辺地域の工兵要員に対して中型ドーザ・ローラ・バケットローダ・油圧ショベル・グレーダの5機種の操作教育を実施していた。このプロジェクトは、国連PKO要員の能力・装備品不足が喫緊の課題となる中で、要員派遣の30%を占めるアジア及び同周辺地域の工兵要員に対して重機操作に必要な練度を付与し、PKO部隊が早期に活動地域に展開することを可能にすることにより、地域の平和と安定に貢献するものである。
今回実施した教育が修了した事により、この訓練に参加した訓練生の全学生が5機種の重機操作を行うことができる練度に到達した。今回の訓練に参加した者は、今後は訓練で培った重機操作の技術を活かして国連PKOのミッションにおいて活躍し、世界平和に貢献することが期待される。