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日本の国土交通省の水管理・国土保全局下水道部は、日本の下水道技術の海外展開を促進する活動の一環として、ベトナムのホーチミン市における既設管路を活用した実証試験を支援していく事を発表した。
日本政府では、質の高いインフラ輸出を推し進めるとともに、日本の下水道技術の海外展開を促進する『下水道技術海外実証事業(Wow To Japanプロジェクト)』を立ち上げていた。このプロジェクトは、海外の下水道施設等を使用した実証試験を行い、本邦技術の適応性や有効性などを確認し、この結果を活用した見学会やセミナーなどを通じて現地関係者への理解醸成を図り、日本の技術の普及を目指していくものである。
このプロジェクトにおける第1号実証技術として、ベトナムのホーチミン市において『異形管用自立非開削下水道管路更生工法』が採用される事となった。実施する者は、積水化学工業と日本下水道事業団で構成されている下水道技術海外実証事業共同企業体となる。実施する作業内容は、既設管路の更生として、既設管内に帯状の硬質塩化ビニル製の資材を螺旋状に結合させ、新たな管を構築していく。今後は、ベトナムのホーチミン市における既設管路を活用した実証試験を支援するとともに、日本の高水準の下水道技術の普及に取り組んでいく。