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在ベトナム日本大使館は、日本への留学を希望するベトナム人に対して、日本語能力等を確認するための面接審査を今年の3月から実施している事を明らかにした。
近年の日本政府とベトナム政府は、両国関係を積極的に深化させており、民間レベルの交流でも日本の小売業のイオンやサークルK・ファミリーマート・ミニストップ等のコンビニエンスストアがベトナム進出を進めている。ベトナムの一部の小学校では試験的に日本語教育が開始されている事もあり、日本への留学を希望する学生が増加している。
日本への留学を希望する申請者は、日本語を勉学する明確な意思がある上で基礎的な日本語能力を有することを前提として、在留資格認定証明書の発給を受けた上で、在ベトナム日本大使館もしくは在ホーチミン日本国総領事館に対して査証申請を行う事となっている。しかしながら一部の学生においては、明らかに基礎的な日本語能力が無く、虚偽目的の申請を行っていると疑われる事例が出てきていた。
そのため在ベトナム日本大使館では、この不正申請に対する対策として、留学査証の申請者に対して日本語能力等を確認するための面接審査を今年の3月から実施している。この面接を実施した結果、日本語を学習しようとする意志が無い学生や、基礎的な日本語能力が明らかに欠けている学生や、留学を口実とした日本で不法就労等や不法行為を意図している学生に対しては、査証の不発給等の厳格な対応をとっている。