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世界最大手のタイヤメーカーである株式会社ブリヂストンは、タイに航空機用の新品タイヤとリトレッドタイヤの新工場を建設することを決定した事を発表した。投資額は総計約150億円となる。
ブリヂストンでは、約50年にわたりタイにおける事業展開を進めているが、タイの経済・産業の発展に更に貢献する事も目的として、今回のタイ工場を設立する事を決定した。この拠点では、CO2削減などに配慮した工場設計を行っており、新品タイヤとリトレッドタイヤを組み合わせたブリヂストングループの航空機用タイヤソリューションシステムを支えるビジネス拠点として設立される。両工場ともに2019年12月に生産を開始する予定である。なお、リトレッドタイヤとは、使用済みのタイヤのトレッド部分を取り除き、新たなゴムを加硫・圧着して再使用出来るように加工したタイヤの事である。
ブリヂストンの航空機用タイヤの新品製造工場は、日本には2つ存在するが海外ではタイに初めて設立する事となる。このタイ工場で生産したタイヤを近隣諸国であるアセアン地域などにも輸出していくとみられている。