テロの影響を受けてタイ国際航空が近年で最大の損失

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画像:タイ国際航空のHPより
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タイ国際航空は、第3四半期(7~9月)の純損失が約99億バーツ(約276百万米ドル)となったことを11月11日に発表した。今回の業績悪化を受けて、幹部の給与10%カットを実施することとなった。

タイ国際航空の業績悪化は近年稀に見る状況となっている。2008年以降で最悪の業績となったため、業績発表に伴い株価も下落した。損失がここまで膨らんだ要因としては、8月にタイの首都バンコクで発生した爆弾テロによる入国者の減少があげられている。また、中国経済の冷え込みにより、中国からの観光客も減少していることも響いている。タイ国際航空では既にリストラを進めていたが、今回の更なる業績悪化により、追加のリストラ実施も検討することとなった。

しかしながら、第4四半期(10~12月)の業績は改善される見込みである。この時期は外国人観光客が増加する時期であり、また燃料価格が下落していることによる運用コストの抑制が可能となる。さらに、状況により航路変更・調整なども行う方針であることから、今期よりも業績は改善するとみられている。

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